現職の内容を教えてください
主にプラスチックのプロジェクターレンズやミラー部品の成膜に関わる業務で、工法の開発や量産機種の製造プロセス改善、自動化によるコストダウンの推進、生産工程で使用される治工具や加工条件の設計検証や評価、分析、品質管理、生産準備を担当しています。
最も印象に残っている経験について教えてください。
技術部署に異動して間もなくコストダウン活動の自動化に関わる業務を任せていただきました。当時は本当に右も左も分からない状態でしたが、複数の部署と連携し、フォローをいただきながら構想していた設備は何とか形になりました。しかし、品質確認時に想定していなかった品質課題が発生しました。その後、分析から原因を追究、改善を実施し、無事量産工程に導入することができました。
設備導入から原因追求プロセスは当時経験したことの無い内容ばかりでとても苦労したのを覚えています。また、その年に参加させていただいたKAIZEN大会では2位で悔しかった記憶も残っています・・・。
業務を通して感じるやりがいを教えてください。
業務プロセスの改善で作業負荷を軽減した際に現場の作業者から「作業が楽になったよ」と感謝された時は素直にやりがいを感じます。また、自分の提案した意見やアイデア等も尊重されやすい環境であることもやりがいに繋がっていると考えます。小さなことですが、分析で1つ原因を掴めた時などもやりがいを感じます。
入社してから考え方が変わったことはありますか。
入社後、数年は生産部署でマシンオペレーターを担当していたので「不良を作らない、手順通りに正しく作業すれば良い」という考えでしたが、その後、技術部署へ異動したことで業務内容や考え方も大きく変わりました。異動して間もなく当時のリーダーから言われた「正しく物事を見て、考え、人に伝え、実行すること」は自分が技術者として業務する上で特に大事にしていることです。
ただ良品を作ることは求められていない、良品ができる仕組みづくり、不良品が発生しない仕組みづくりが自分のミッションであるということを再認識したと共に自分の考え方が変わったタイミングでもありました。
仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。
何事にも挑戦することと、常に前向きでいることです。私は技術者としては未熟でまだまだ分からないことの方が多く、周囲のサポートを受けなければならない場面もあります。ですが、未熟であるということを前向きに捉え、常にポジティブな姿勢で新しいことや困難なことにも進んで挑戦することを意識しています。最終的に良い結果でもそうでなかった場合でも、必ず得られるものがあると思います。それらのフィードバックが自己成長に繋がると考えているからです。
実際に利用していて、満足度の高い福利厚生や働き方に関する制度があれば教えてください。
特にリモートワークを活用する機会があります。私は生産現場での業務もありますが、自身や家族の都合に合わせたり、個人で集中して取り組む作業やリフレッシュしたい場合に活用しています。時間を有効に活用することができるため、家族と過ごす時間や趣味、休息に充てることができます。
今後の意気込みや抱負を聞かせてください。
お客様のニーズに寄り添った製品や技術を提供出来るよう、専門知識をさらに深めると同時に新しい事にも進んでチャレンジしていきたいと思います。イノベーションを通じ自分の可能性を広げ、会社の利益に貢献できるよう努めていきたいと思います。
