一歩先の提案力で、信頼と成果を築く
現職の内容を教えてください
入社後2年間はFAレンズの国内/海外営業およびマーケティングを経験し、カスタム光学モジュールのアカウント営業を経て、現在はセンシング事業において、商品企画と営業の両方を担当しています。商品企画としては、3C情報をもとに先々の方向を見据えてどういった商品を作っていくかという中長期のロードマップを考えています。またその中での個別製品の新規製品の受注戦略の立案や、受注後の製品としての採算性を管理しています。また直近では産業用ステレオカメラの拡販やPMを担当しています。
入社のきっかけを教えてください
安心快適に暮らすことの下支えをしたいと考えており、多くの人が使う自動車に安全を提供するシステムとしてのADASに興味をもちました。その中で「光学」という切り口で、さまざまな最終製品の要としての価値を提供している会社であれば裾の広く貢献ができるということを魅力に感じました。センシング事業は新規領域と位置付けられており、その立ち上げと変革に携わり、自身も成長したいと考え、入社を決めました。
職場はどんな環境ですか。
若手でも意欲や希望があれば積極的に仕事を任せてもらえる環境だと思います。入社1年目は営業の他にマーケティングにも関心があると上司に伝え、予算をいただいて広告やホームページの改善などのプロモーション業務も担当させていただきました。文系出身で技術知識はありませんでしたが、周囲のサポートと自らの志望により商品企画を担当しています。チャレンジをしたい人にはお勧めで、フレキシブルにキャリア形成ができる環境だと感じます。また、周りを見ても、業務の枠を超えて、興味関心のテーマを進めている方もいるので、そうした姿を見て刺激を受けています。
印象に残っている経験について教えてください。
入社1年目にFAレンズの国内営業を担当している際に、初めて新規のお客様から案件を受注できた時のことは今でも鮮明に覚えています。商談の発掘から生産対応、取引準備など、一連のフォローを行いました。
お客様から問い合わせを受けてすぐに打合せで要望をヒアリングし、デモ機での評価につなげ、製品性能に満足いただくことができました。しかし価格が最後まで折り合わず、他社製品が採用されそうになりました。そこで諦めることなく、お客様の要望価格全ては対応できないが、自社としての希望の取引条件を逆提案するなどし、なんとか両社の落としどころを見つけて合意を得ることができました。その後も、予想以上のご発注をいただいたことで生産が間に合わないというトラブルもありましたが、各部門の協力を得て無事お客様の日程に対応することができました。
社内外関係者のニーズを踏まえて利害を調整し、時には前提条件を疑ったりなどして最適な落としどころを見つけ、結果として目標が達成できる。これが営業の醍醐味の1つではないかと感じます。
仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。
依頼するときは、目的や背景を明確にして伝えることを心掛けています。そのためには、自分の中でしっかりとした考えを持ちながら業務に取り組むことが重要です。
学生時代までは、似たようなコミュニティで、ある程度は背景がなくとも伝わることが多かったように思います。しかし会社では、社内外さらには国内外と、さまざまなバックグラウンドの人と関わるため、背景情報を明確にしないとしっかり伝わらないことが多いです。相手に依頼する際、目的がわからないと対応されないことや、想定と異なる回答が返ってくることがあります。自分も目的の見えない依頼は苦痛に感じることがあります。相手に納得してもらうため、メールやチャットだけでなく、電話や直接会話するなど、最も伝わる方法を考えてコミュニケーションをとることが重要だと考えています。
今後の意気込みや抱負を聞かせてください。
自身が手掛けた製品が世の中に出ている、ということはメーカーの醍醐味だと思います。将来は世に広く価値提供できるような商品を企画したいです。そのために技術知識やマーケティングスキルなどをより高いレベルで身に着けるよう、研鑽していきます。